2008年01月24日

VOCALOID2操作(調教)法(おまけ-3)

18.おまけ(続き)

(3) 音素の直接編集

 VOCALOIDが発音できる音で、歌詞をそのまま打ち込んだ場合には設定されないものもいくつもある。
 ここでは、そんな発音の中で、滑舌の改善や表情づけのために「使える」ものをまとめておく。
 これらの音素は、音符をダブルクリックして歌詞の編集モードに入りさらに「ALT」+「↓」で音素の編集モードに入ることで設定できる。

(一度手作業で音素を編集すると、その音符は「プロテクトモード」に入り、歌詞や全体の歌唱スタイルを変更しても修正が適用されなくなる。これを解除するには、音符を右クリックで「音符のプロパティ」を選択肢、「プロテクト」のチェックを外せばOK。)

① 子音のみの発音
 以下の発音は、子音だけで長く伸ばすことができる。
 「s」(スの子音のみ)
 「S」(シの子音のみ)
 「m」(ハミング。ただし、とても「m」とは思えない変な発音をすることも多い)

 これら以外の子音も英語の歌を歌わせるときなんかは使える。ただし、子音だけだと発音しないものもたくさんあるし、発音できる子音でも短い間隔で並べると発音しなくなったりする。この辺りは試行錯誤で。

② 子音+母音
 「w o」(「ウォ」の発音。ちなみに歌詞で「を」と置いてもデフォルトでは「o」が設定される。)


続く。
posted by だんちゃん at 21:30| Comment(2) | TrackBack(0) | VOCALOID調教法 | 更新情報をチェックする

VOCALOID2操作(調教)法(おまけ-2)

17.おまけ(続き)

(2) 編集時の便利な操作

 なんかあまり整理されていないようなので、備忘録的にまとめておく。
 ここでの操作は、全部を網羅しているんじゃなくて、ちょっと便利なものだけをまとめたもの。

① ピアノロール上の編集
 ・音符をクリックしてしばらく待っていると、発音してくれる。
 ・音符をダブルクリックすると、歌詞が入力できる。
 ・歌詞をまとめて入力したいときは、最初の音符を選択して右クリックで「歌詞の流し込み」を選ぶ。
 ・歌詞入力モードで「ALT」+「↓」を押すと、音節を直接編集できる。
 ・音符の下の線のうち、左端のとがった部分をダブルクリックすると「表情」の設定が出来る。
 ・音符の下の線のうち、左端のとがった部分は、アクセントを表現している。
  アクセントを強くすると、「とがり」も大きくなる。
 ・音符の下の線のうち、それ以外の部分をダブルクリックすると「ビブラート」の設定が出来る。
 ・音符の下の線で、右側にギザギザがある場合、それはビブラートを意味している。
  ギザギザの始点をつまんで左右に動かすと、ビブラートの開始位置を編集できる。
 ・ポインターツールを選び、「CTRL」を押しながらピアノロール画面をドラッグすると、その範囲の音符とコントロールトラックの全内容が選択できる。(これで、1番の歌を作りこんでそれをそのまま2番にコピー・ペーストできる)

② シーケンスウインドウ(ピアノロールの上にある、3段の黒い帯の部分)の操作
 ・編集ツールを選び、一番上の段でマウスをドラッグすると、始点・終点を設定できる。
 ・WAVEファイルは、始点・終点が有効になっている場合、その範囲だけ書き出される。
  始点のみ、あるいは終点のみ有効という設定もOK。
 ・初期設定のテンポ、拍子はプリメジャー(ピアノロール左端の黒いエリア)の始点で設定されているので、ここをダブルクリックして変更する。

③ コントロールトラック(ピアノロールの下にある、パラメータ編集部分)の操作
 ・初期設定の歌手は、プリメジャーの左端のSINGERの段で設定されている。これをダブルクリックすると変更できる。

④ 画面のその他部分の操作
 ・ピアノロールの鍵盤をクリックすると、「あー」でその音階を歌ってくれる。


続く。
posted by だんちゃん at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | VOCALOID調教法 | 更新情報をチェックする
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