2008年01月08日

VOCALOID2操作(調教)法(1)

 年末年始、文字通り寝食を忘れて(ちょっと大げさ)、VOCALOID2の調整を続けていたので、自分なりのパターンがある程度みえてきた。

 なので、そのあたりについて、初めてVOCALOID2にさわる人に参考になるように整理しておこうと思う。

 ちなみに、ここでは、ガリガリ調整するというよりはどちらかというと「いきなりちゃんと歌わせる(あんまり調整しなくていい)」ことを目標にしている。なので最初の設定がいろいろあるが、これを済ませておくと、実際に音符を入力し始めてからがラクだと思う。
 あと、ここで前提としているソフトは、初音ミク・鏡音リン・レン等のVOCALOID2、オーディオデータの扱えるDAWソフト(著者の環境ではMUSIC CREATOR 4)の2つ。

 より分かりやすくなるよう、操作画面なども順次アップしていく予定。

1.ソフトの選択

 初めてVOCALOID2を使うときは絶対に「初音ミク」から入るべき。音符と歌詞をベタ打ちした状態から、「そこそこまともに歌っている」と思える状態にするためにかかる労力は、

 ・初音ミク → ゼロ(デフォルト設定さえ調整すれば、いきなりそれなりの状態になる)
 ・鏡音リン → 数時間(音量のバラつきと声質のバラけが大きい。コンプレッサをかければ音量のバラつきが押さえられるので、声質の調整のみで1時間程度で一応の水準になる)
 ・鏡音レン → 数時間(音量のバラつきと発音の不明瞭さが大きい。コンプをかけるとせっかくの声質がかなり劣化するのでコンプも使いにくい。結果、一番時間がかかる)

 くらいの差がある。
 これらははっきり言って、声の表情とか表現とかいうレベル以前の問題なので、やっていて楽しい作業ではない。最初からここに時間がかかると、恐らくやる気が相当にそがれると思うし、そもそもどう調整すればまともになっていくかも分からず途方にくれると思うので、やはり最初は「初音ミク」から始めるべし。
 ただし初音ミクは力強い声を出すのは極めて難しい。バラードのサビくらいなら十分歌えるが、演歌やロックのサビはちょっと厳しい。なので、初音ミクに十分習熟して、曲調や声のバリエーションをどうしても増やしたいと思ってから、鏡音リン・レンに挑戦すべし。


続く。
posted by だんちゃん at 01:12| Comment(5) | TrackBack(0) | VOCALOID調教法 | 更新情報をチェックする
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